今回は今まで避けていた推論系の問題です・・・。
(ＩＱテストにはしませんでした)
この手の問題は作成するのが難しいので
避けていました。恐る恐るの出題になります。
では問題です。
Q. 犯人探し
(犯人探しといっても証言のみでの犯人探しです)
ある日の夕方、何者かがＸさん宅に忍び込み
猫缶を食べてしまった。
猫の為にも犯人を捕まえたい。警察は 3日後、
猫缶を食べそうな 5人を捕まえた。
しかしこの 5人が変わり者で、捕まるかも
しれないのにまともな答えが返ってこない。
粘りに粘った結果、ようやく有力な情報を得た。
以下は 5人の証言である。
A子 「C太は食べてないわ。昼間頃だったかな。
C太がドブに嵌まっちゃたのよ。
抜け出したのが翌朝よ。かわいそうに。
そういえば事件が起きた頃ならE男が
走っているのを見たわね」
B也 「あの事件ですか？犯人は捕まったん
ですか？じゃあ、ちょうど良かった。
犯人は男なんですよ。走って逃げました」
C太 「ドブに嵌まってたんで知らないね。
D美の奴め、俺に気付いたくせに無視
しやがって。A子は電柱の影でずっと俺を
観察してやがったな。殺意が湧いたね」
D美 「いつもは家にいるんですけど、天気が
よかったので早朝から出かけていました。
歩き疲れてふと脇を見ると、C太さんが
ドブに嵌まっていました。楽しそうでした」
E男 「事件のあった時は・・・バイトしてました。
ただ走るだけなんですけど・・・・・。
そうそう、B也には気をつけて下さい。
彼は嘘つきですから」
この 5人のうち 1人だけが嘘をついています。
また、犯人は 1人で、この中にいるようです。
犯人は誰でしょうか？
(一応補足しておきますが、A子とD美は女性です)
制限時間はありません。
注意！
----- ここから下は解答になります -----
では、さっそく回答に移りましょう。
Q. 犯人は誰か？
解説
5人の証言をまとめると次のようになります。
A子 「昼頃、C太がドブに嵌まり、翌朝に
抜け出したのでC太は食べてない。
事件が起きた頃にEが走っていた
ところを目撃した」
B也 「犯人は男で走って逃げた」
C太 「ドブに嵌まってた。D美は気付いたが無視。
A子は朝まで観察していた」
D美 「普段は家にいる。早朝から出かけていた。
夕方、C太を目撃した」
E男 「事件があった時、バイトで走っていた。
B也は嘘つき」
まず、Aが嘘をついていると仮定してみます。
Aが嘘をついているとすると、
C太はドブに嵌まっておらず、C太が食べた事に
なります。
しかしこれではC太の証言やＤ美の目撃証言と
矛盾してしまいます。
したがってA子は嘘をついていない事になります。
次に、B也が嘘をついていると仮定します。
彼の証言は乏しく、犯人は男で走って逃げたです。
これが嘘だとすると、犯人は女性となります。
また、B也が嘘つきだとするとE男の証言である
「B也は嘘つき」とは一致します。
しかし、この段階では犯人が男性か女性かは
わかっていませんので、「犯人は女性」の真偽は
確かめようがありません。
また、E男が嘘をついている可能性も残っています。
ですからB也については保留しておきましょう。
次に、C太が嘘をついていると仮定します。
するとC太はドブに嵌まっておらず、A子やD美に
目撃されていない事になってしまいます。
これでは A子とD美の証言と食い違ってしまいます。
したがってC太も嘘をついていません。
次に、D美が嘘をついていたと仮定します。
するとD美は普段外出しているが、この日は
早朝から出かけてはいない。C太を目撃していない。
となります。しかし、C太はD美を目撃しているので
これも矛盾してしまいます。
したがってD美も嘘はついていません。
次に、E男が嘘をついていたと仮定します。
すると、E男はバイトで走っていない。
B也は正直者となります。
B也が正直者かどうかの真偽は不明ですが、
E男が走っていない事はA子の証言と矛盾します。
したがってE男も嘘をついていない事になります。
つまり、消去法で行くと嘘をついていたのは
保留していたB也となります。
すると犯人は女性と言う事になりますね。
A子はC太とお互いに拘束しているような状態ですし、
C太の証言に「A子はずっと観察していた」とあります
からX宅に行く時間的余裕はありません。
一方のD美ですが、C太に目撃されてはいるものの、
一時的でしかありません。つまり、C太と接点を持つ
前後での犯行は可能でした。
犯人は女性で 5人の中に 1人だけいるのですから
C美だけが犯人として残ります。
したがって犯人はD美でした。
問題が雑な作りになっているのでツッコミ所満載だと
思いますがご容赦下さいm(_ _)m
もし矛盾している点や穴があったらご報告頂けると
非常に助かりますm(_ _)m
それでは頑張って下さい。
解答はこのページの下の方にあります。
解答はこのページの下の方にあります。
画面をスクロールする際は注意して下さい。
注意！
----- ここから下は解答になります -----
お疲れ様でしたm(_ _)m
では、さっそく回答に移りましょう。
Q. 犯人は誰か？
A. D美
解説
5人の証言をまとめると次のようになります。
A子 「昼頃、C太がドブに嵌まり、翌朝に
抜け出したのでC太は食べてない。
事件が起きた頃にEが走っていた
ところを目撃した」
B也 「犯人は男で走って逃げた」
C太 「ドブに嵌まってた。D美は気付いたが無視。
A子は朝まで観察していた」
D美 「普段は家にいる。早朝から出かけていた。
夕方、C太を目撃した」
E男 「事件があった時、バイトで走っていた。
B也は嘘つき」
まず、Aが嘘をついていると仮定してみます。
Aが嘘をついているとすると、
C太はドブに嵌まっておらず、C太が食べた事に
なります。
しかしこれではC太の証言やＤ美の目撃証言と
矛盾してしまいます。
したがってA子は嘘をついていない事になります。
次に、B也が嘘をついていると仮定します。
彼の証言は乏しく、犯人は男で走って逃げたです。
これが嘘だとすると、犯人は女性となります。
また、B也が嘘つきだとするとE男の証言である
「B也は嘘つき」とは一致します。
しかし、この段階では犯人が男性か女性かは
わかっていませんので、「犯人は女性」の真偽は
確かめようがありません。
また、E男が嘘をついている可能性も残っています。
ですからB也については保留しておきましょう。
次に、C太が嘘をついていると仮定します。
するとC太はドブに嵌まっておらず、A子やD美に
目撃されていない事になってしまいます。
これでは A子とD美の証言と食い違ってしまいます。
したがってC太も嘘をついていません。
次に、D美が嘘をついていたと仮定します。
するとD美は普段外出しているが、この日は
早朝から出かけてはいない。C太を目撃していない。
となります。しかし、C太はD美を目撃しているので
これも矛盾してしまいます。
したがってD美も嘘はついていません。
次に、E男が嘘をついていたと仮定します。
すると、E男はバイトで走っていない。
B也は正直者となります。
B也が正直者かどうかの真偽は不明ですが、
E男が走っていない事はA子の証言と矛盾します。
したがってE男も嘘をついていない事になります。
つまり、消去法で行くと嘘をついていたのは
保留していたB也となります。
すると犯人は女性と言う事になりますね。
A子はC太とお互いに拘束しているような状態ですし、
C太の証言に「A子はずっと観察していた」とあります
からX宅に行く時間的余裕はありません。
一方のD美ですが、C太に目撃されてはいるものの、
一時的でしかありません。つまり、C太と接点を持つ
前後での犯行は可能でした。
犯人は女性で 5人の中に 1人だけいるのですから
C美だけが犯人として残ります。
したがって犯人はD美でした。
問題が雑な作りになっているのでツッコミ所満載だと
思いますがご容赦下さいm(_ _)m
もし矛盾している点や穴があったらご報告頂けると
非常に助かりますm(_ _)m